VUCAという言葉をご存じですか?
この4つの単語の頭文字をとったものをVUCAといい、今はVUCAな世の中といわれています。
この予測不能に変化する現代社会において生きていくには「勉強(自己投資)」の習慣を身につける必要があります。
勉強をしない社会人
あなたは勉強をしていますか?
勉強をしていないと答えた人も安心してください。ほとんどの社会人は勉強をしていません。
だからこそ、これから勉強を始めればいいのです。
総務省統計局が2016年に実施した「平成28年社会生活基本調査」によると、学業を除いた1日当たりの「学習・自己啓発・訓練」の総時間平均はなんと「6分」でした。
1日10分でも勉強してしまえば平均を上回ってしまうのです。
なぜこんなに勉強をする人が少ないのでしょうか??
「時間がないから??」
果たしてそうでしょうか?残業が極端に多い場合を除き、1時間は勉強に捻出できるはずです。
ではなぜ勉強しない人が多いのか?
それは、なぜ勉強しないといけないか分からないからです。
なんとなく勉強したほうがいいから!では勉強は続きません。
なぜ勉強するのか?

社会人の勉強は学生の頃と異なり、「これを勉強しないといけない」というのが明確ではありません。
テストがあるわけでも、試験範囲なんてものも存在しません。
もちろん資格勉強はありますが、何の資格をとり、どう活かすかは自分で決めないといけないのです。
勉強の目的は主に3つに分けられます。
① 仕事のパフィーマンスを高める
例)Excelのスキルを身につけて短時間で効率的に業務をこなす
② 自分のキャリアアップ
例)昇進、転職に有利な資格、技能の取得
③ 人生の選択肢を増やす
①は短期的に役に立つのに対し、②③は勉強の効果を実感するのに時間がかかりるため、勉強を継続的におこなう習慣が大事です。
①から③までの勉強の目的は、主観的な視点の場合ですが、外部環境の変化も忘れてはいけません。
VUCAな時代により、大手企業ですら副業の解禁、中間層に対し自主退職を促すなど、安定的な会社という概念がなくなりつつあります。大企業に勤めれば一生安泰の時代は終わり、変化の激しい時代に対応できる個人の力が求められています。
そのためには「勉強」するしかありません。
何を勉強すべきか?
これから先何を勉強すればいいでしょうか?
プログラミング?英語?色々あります。
私がほとんどの人に共通して勉強したほうがいいものが「ビジネスの基礎」です。
具体的には「論理的思考」「マーケティング」「会計・財務」の3つです。
プログラミングや英語も勉強できたらしたほうがいいと思いますが、あなたがエンジニアになりたい場合やグローバルな会社で働く場合の除くと優先順位は低いと思います。
いまプログラミングを推奨する動きがありますが、目的意識を明確でない状態で勉強すると挫折してしまいます。
「論理的思考」「マーケティング」「会計・財務」は、お金を稼ぐのに基本となる知識です。
最初に勉強するとしたら「会計・財務」の分野がおすすめです。
お金は社会を動かす根本であり、一番身近であるにもかかわらず、日本人はお金の教育を受けていないので、気づかないうちに損をしていることが多いからです。
どのように勉強するか?
勉強の方法は、書籍、動画、スクール、オーディオなど色々あります。
私は今までこの4種類すべてを経験しています。
その上で、勉強の習慣がない人は、動画学習からスタートし、徐々に書籍と組み合わせるのがいいと思います。お金関係のスクールは高額であったり、玉石混合で詐欺の可能性もあるためオススメしません。
・YouTubeで勉強
最初の勉強のきっかけとして「両学長 リベラルアーツ大学 」の動画がおすすめです。アニメーションで話も丁寧なため分かりやすいです。
ただし会計や財務について具体的に学ぶチャンネルではないため、あくまで入門としてご覧ください。
・有料動画で学ぶ
有料でビジネスについて学ぶ場合、有名なのが「News Picks」と「GLOBIS学び放題」です。
私は両方とも会員ですが、「News Picks」は日頃の情報収集、「GLOBIS学び放題」は論理的思考」「マーケティング」「会計・財務」を勉強するコンテンツとして利用しています。
有料コンテンツなだけあって、資料の分かりやすさ、講師陣のレベルは非常に高いです。どうしてもYouTubeだと発信している人がプロでなかったり、プロであっても動画編集のプロでないためストレスを感じることがありますが、「News Picks」と「GLOBIS学び放題」はそれがありません。
最初は無料体験期間があるため一度試してみてください。
・書籍で学ぶ
書籍は動画以上にたくさんあります。そこでおすすめの書籍を一つご紹介いたします。
タイトル:会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方
著者:大手町のランダムウォーカー
価格:1,540円(税込み)
例えば決算ときくと、なにか固いイメージを抱きますが、決算書からは実に多くのことが読み取れます。この本を読むことで、世の中のビジネスモデルの違いなどをクイズ形式で楽しく学ぶことができます。
読み終わるころには決算書を読めるようになっていると思います。
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