マドのデザイン

マイホーム
犬島の建物。マドが素敵です。

朝目が覚める。
今日はいい天気に違いない。
リビングに行く。
シャーーッ!  カーテンをあける。
通行人、運転手と目が合う。
しゃーー・・・ カーテンをしめる。

マドは大事です。設計をするとき窓のデザインに時間を費やすのが建築家です。マドを考えるとき、色々なことを考えます。光の入り方、風の通り方、プライバシー、マドからの風景、外からみた建物の外観、隣地との関係・・・などなど
部屋に対して1,2か所、窓を設ける。そんな機械的な考えだと、冒頭のように気まずい家になります。以外と多いです。こういう家。
マイホームを考えるとき、どうしても間取ばかり目がいきがちですが、マドについても考えてみてください。同じくらい大切です。

マドを考える上でのポイント

①マドを通して広がる景色を想像する
 実際にマドの前に立っている自分を想像してください。何が見えますか?逆に外からどう見られていますか?その上で、一番の特等席にマドを設けてみてはどうですか?


②マドの役割を絞る
 光、風、音、視線、景色。外との関係をつなぐマドの機能を絞ってみてください。光だけであれば、開かなくてもいい。風だけであれば、細くて目立たなくてもいい。そんな風に考えるだけで、画一的な窓から多様なマドに変わります。

③あえて、あけない難しいです。
必要な場所に窓を計画すると、外観がどうも不恰好になることがあります。大きさを変えたり、位置を変えたり。逆に、なくすことによってカッコよくなることもあります。

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