観葉植物の土の入れ替え頻度
観葉植物を育てるうえでのイベントの一つが土の入れ替えです。土の入れ替えの目的は、ずばり根詰まりを防ぐことです。地植えとは違い植木鉢という有限のスペースの中で観葉植物は育ちます。
植物は鉢のサイズに合わせて成長し、見えている幹の部分だけでなく土の中の根も成長し、2年もすれば根で満たされてしまいます。根で満たされた状態を根詰まりといい、枯れる原因にもなってしまいます。
だからこそ根詰まりを防止する上で、土の入れ替えを行い根を切ったり、鉢の大きさを変えたりする必要があります。土の入れ替えはおおよそ2年に1度のペースで、最低でも3年に1度のペースがおすすめです。
時期はネットで調べると生育期前(春頃)や生育期(5~9月)ごろなど様々です。
植物にもよるのでしょうが、植木屋さんにきくと春先との意見をいただいたので春の4月5月あたりに植え替えるようにしています。
でも植え替えって正直大変で面倒です。なので気づくと3年以上経過してることもよくあります。
観葉植物の土の入れ替えしないとどうなる?
我が家のベンジャミンバロックです。ベンジャミンは何種類かありますが、とりわけベンジャミンバロックは乾燥や寒さにも強いので、1日の温度差の激しい冬の窓際でも成長しています。
実はこのベンジャミンバロック、元気なようであまり元気ではありません。若葉が半端なく落ちます。3日に1度出窓を掃除しないと落ち葉で大変なことになります。
土をよく見て触ってみるとカチカチに固まっています。買った頃はふんわりとしていた土がこうも固くなるのかと思いました。
気づくと購入してから5年以上たち1度も土を入れ替えていないことに気づきました。
今まで枯れていないのが奇跡と思い、また最近その兆候が表れていたので植え替えることにしました。
ベンジャミンバロックを植え替える
早速鉢から植物を取り出しました。あまりに根が詰まっていたので、鉢を破壊して取り出しました。
使用していた鉢は貯水タイプの鉢で二重構造になっていますが、上下とも根で満たされていました。
次に不要な土を取り払います。表層部分はカチカチすぎてとることができません。下の方も少ししか土が落ちません。
あんなにあった土はどこへ行ってしまったのか。
この状態だとあまり土を植え替える意味がありません。全部根なので。
根に最低限の切り込みをおそるおそる入れて、ひげのような細い根を落としていきます。枯れるのが新パオなのであくまで最低限です。浅い切込みだけです。
あとは他の植物と同じやり方で土の入れ替えを行います。
今回は鉢を一回り大きいサイズにしました。本当はもう少し大きいタイプにしたかったですが、鉢が大きくなるとその分植物も大きくなり置く場所に困るためです。かといって同じ大きさの場合は、根をあまり切れず、土があまり残っていなかったため、そのまま鉢にセットすると土を入れるスペースがないため少し大きいサイズを選びました。
まず軽石をいれて下のほうの水はけがよくなるようにします。
次に新しい土を3cmほど盛り、その上に植物をセットしました。
植物をセットすると、セットした植物の周囲に2~3cmほどの隙間があるので、そこに土を入れていきます。
本来であれば、もっと根がほぐれた状態でセットするはずです。これが、5年も土の入れ替えを放置した結果だと思います。こうならないためにも2年に1度面倒くさがらずに植え替えをしたほうがいいと思います。
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